【ローマ法王特使いわき視察、被災地の悲しみ届けたい】(福島民報より)
ローマ法王の特使ロベール・サラ枢機卿一行が5月14日、東日本大震災の被災地視察のため、
いわき市を訪れました。
高位聖職者の法王特使が被災地を視察するのは異例で、いわき市に来るのは初めてです。
訪れたのはサラ枢機卿とバチカン日本大使のアルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教、
いわき地区をサポートする埼玉教区の谷大二司教らで、地元のカトリックいわき教会の
チェスワフ・フォリシュ神父らが同行しました。
一行は小名浜白百合幼稚園で園児33名の合唱「マリア様のこころ」で歓迎を受けられました。
サラ枢機卿は園児らを頭に手を置く按手(あんしゅ)で祝福を与えられました。
その後、小名浜港から北上し永崎海岸や久之浜町など壊滅的な被害が出た沿岸部を視察しました。
サラ枢機卿は多くの家屋が倒壊し、がれき撤去が進む久之浜町を歩き
「(震災での)法王の悲しみを伝えるために(日本に)来た。
子どもたちや皆さんの悲しみの声を法王に届けたい」とお話されました。
いわき市の小名浜港は、私の生まれ故郷です。
私は、この記事はその翌日、いわき市小名浜の両親の家を訪ねたときに
兄が教えてくれて読みました。
ローマ、バチカンからサラ枢機卿が訪問してくださったことは、夢のようなお話で、
私は感激と喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、やはり、イタリアとの縁をより一層感じずにはいれませんでした。