霧の朝
「おはようございます・・・」
濃い~霧が、今朝も目の前を霞めていました。
朝食の後、Antonioさんが家から歩いて8分くらいの「クレーマ駅」まで
一緒に歩いて送ってくれました。
「ただただ真っすぐ行けば駅に続く公園。ここを通り抜けると駅。道はもう覚えたね」
「si、si、はい、はい、バッチリだよ!ありがとAntonio!」
そう言って駅でバイバイしました。
霧の中ならドドド~って電車が現れて、静かな霧の風景でノスタルジックに慕っていたけど
急に目が覚めた感じになりました。
プラットホームの低さに注目してください。
電車に乗るときは、「よっこらしょ!」ですよね。荷物の多いときは困難します。
クレモナ到着30分くらい電車に揺られると、もうそこは「クレモナ」です。
ここは「クレモナ駅」のロータリー。駅舎の外観は中世の街っぽい?
でも空には電線、地面はアスファルト。。。この街はどんな街なのかな。。。
Via Palestro パレストロ通り
ふ~ん?パレストロってパレスティナ人のっていう意味?
道の両脇は大きな建物ばかり。。。
歩道が狭いなあ。。。霧の日だし。。。寒いよね。。。
まだお昼前だっていうのに車はライトを点けてるよ。。。
ストラディヴァリアーノ博物館おおお、ここが? そうなの?
ここがあの「ストラディヴァリアーノ。。。ヴァイオリンの博物館。。。」
ちょっとイメージと違う?かも?
でも~!
中に入ると、たくさんのヴァイオリンが優雅なお姿で展示されていました。
国立博物館 15~18世紀のクレモナ派の絵画に、ご面会~!!
こんなにたくさんの絵画をいっぺんに観るのは、
ちょっと辛いと思ってしまうほどの大収蔵量ですよ。みごたえ充分です。
ちょっと、また、外を歩こうかな。。。
人は少し歩いている。。。お店はあるけど買い物しているお客さんがいないね。。。
ローマやフィレンツェの賑やか雰囲気はありません。。。
おばさん達、何話してるのかな。。。。
Torrazzo 塔
街のシンボルが見えてきました。
足取りが早くなります。
トラッツォ(塔)が「こっちだよ~」と道案内してくれているようでした。
コムーネ広場から
鐘楼の高さは111m、1267年に建てられました。ここの塔はレンガ作りなんだね。。。
隣は12~14世紀に建てられたドゥーモです。
クリスマス飾でよく見えないけど、バラ窓、3体の像、農作業を描いた壁の彫刻。。。
ロマネスク・ロンバルディア様式を代表する傑作なんだそうです。
すごいね。。。
15世紀。。。
ミラノの領主フランチェスコ・スフォルツァに嫁いだビアンカ・マリア・ヴィスコンティは
持参金としてこのクレモナの街をミラノに差し出したそう。。。
クレモナってそんな街だったのか。。。
それにしても、どこか淋しい感じ。
私が人ごみの街で生活しているのに慣れているからかな。。。
まっいいか。。。また、少し歩いて、パスタでも食べて帰る準備をしよっと。
ガリバルディ大通り
15世紀の館などが残る古きよき時代の大通り。。。ふらふら歩いて歩いて。。。
あら?やっぱり?さすがヴァイオリンのふるさとの街だね。
ヴァイオリン屋さん。。。
近くに弦楽器製作学校などもあるからだろうね。。。
お店のディスプレーも面白いね。
そしてまた、駅に戻って来ました。家に戻ります。。。
ここは、駅舎内の切符売場です。なんか芸術的?
それで。。。また「クレーマ」に戻って来ました。
来るときは、ちゃんと道を覚えていたはずなんだけど。。。
この後、どこでどう道を間違えたのかしら。。迷ってしまい。。。
さまよっているうちに街の中心「ドゥーモ広場」に出たんだわ、なぜか。
そこまで迎えにきてもらったさ。。。
という「クレモナ散策」の半日旅行でした。
午後はお料理レッスンです。
では、次回、更新の際も、ぜひお付き合いくださいね~ ciao!